挿管について

挿管の手順についてopeナースに教えてもらえたので勉強。  


⚪️手順   

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・バックバルブマスクを準備。(心肺蘇生の場合にはリザーバーマスクを介した酸素投与が必要になる。) 

喉頭鏡ブレードとハンドル(成人は3号が基本、4号は大きめ)明るさ、電球の緩み、ネジの緩み、降ってみる。 

・挿管チューブ(カフの確認。10cc+10cc-20cc)(スタイレットは湾曲に先端が飛び出さないように、キシロカインゼリーを塗布。) 

・吸引準備(気管内分泌物除去、突然の嘔吐による誤嚥予防) 

  

挿管の薬剤 

1.フェンタニル(プロポの血管痛をとる)    

2.プロポフォール 

3.マスキュラ    の順。



⚪️手順 

ポイント 

・手際よく、医師に的確にわかりやすく渡す。    

喉頭鏡を抜く際、チューブの深さを維持、慎重に介助。 

  

①Dr.が気道確保、用手的加圧換気をしてる間、挿管の準備、換気が適切に行われているか観察。吸引準備。spo2、心電図、血圧。舌根沈下や唾液による気道閉塞ないか、胸部が膨らんでいるか。 

②スニッフィングボジションをとる。(匂いを嗅ぐような姿勢) 

③Dr.は喉頭鏡を挿入するため、喉頭鏡のライト確認、ブレードの先端が患者の口に入る方向にしてDr.の左手に渡す。  (口唇裂傷を防ぐため、ブレードに巻き込まれてないか、歯牙損傷を避けるため特に上の歯がテコの支点になってないか)        

刺激でBP上昇しやすい!!

④Dr.にチューブを渡す。 カフがDr.の視野に入るようにチューブの挿入方向に沿った向きで上の部分を持って渡す。喉頭展開しチューブを挿入する際右口角を開くように介助。視野が広がりDr.が声門を確認しやすくなる。 

⑤Dr.は気管チューブの挿入を確認して喉頭鏡を抜くので、医師の指示でスタイレットを抜く。喉頭鏡と同時にチューブが抜けないようにチューブを押さえる。 

 成人男性22ー24センチ 

成人女性20-22センチ 

 ⑥Dr.はチューブ固定。バルンにカフを入れる。注入量はバックが加圧しても呼吸ガスが漏れない6ー8cc程度。 

⑦呼吸音聴取  

1.胃に空気が入ってないか 、心窩部がボコボコしないか。

2.左右差、胸郭の動き 

3.最後に1をもう一度。 

 

※食道挿管の特徴   

・用手的加圧換気の時バックが重い。 

・呼気の返りが悪い。 

・吸気時、胃が膨らんでいる。 

・バックバルブを押した時、心窩部にボコボコと音がする。 

・呼吸音聴取なし   

・spo2が下がる